赤ちゃんには大きくなるためにたくさんおっぱいを飲んで欲しい、寝返りやつかまり立ちを早く覚えて欲しいと思っていたはずなのに、それがママにとってストレスとなる時があります。 しかし、子供の成長を素直に喜べないからと言って悩む必要はありません。 今から紹介することを頭の片隅に置いてください。 <おっぱいを飲みすぎる> 母乳育児にこだわるならおっぱいは飲みすぎるほど飲んで欲しいはずです、赤ちゃんは日に日に飲むのが上手になり、飲む力も強くなっていきます。 しかし、赤ちゃんが苦しそうに飲んでいたり、飲んだ後に吐いてしまうことが多ければママは申し訳ない気持ちになってしまいますよね。 このような時にまず忘れないでほしいのは、赤ちゃんが戻すほど母乳がしっかり出ているということへの自信です。 ミルクと併用しているママにとっては、出すぎるほどよく出るおっぱいは嫉ましいほど良い事でしょう。 上手にコントロールして赤ちゃんにたくさん飲んでもらうよう心がけましょう。 例えば、飲ませる前に少し絞って捨ててから飲ませる、ある程度の時間飲んだら咥えるのをやめさせてみるなどです。 絞る際にはあまり絞りすぎると余計に張ってしまうこともあるので注意して下さい。 また、咥えるのをやめさせる時は、赤ちゃんの様子をよく見てあげる必要があります。 何となくだらだら飲んでいる場合もあるので、もっと飲みたいと泣くようならまだ飲ませてあげましょう。 飲んだ後にゲップをしっかり出してあげないと吐くこともよくあります。 叩いて出ない時はさすると出る場合もありますので、我が子のゲップスタイルを早めに見つけて下さい。 ☆授乳中に歯が当たって痛い 前歯が生えてくると、おっぱいを飲ませる時に乳首を噛まれることが多くあります。 かなりの痛みのため授乳そのものが苦痛になるママもたくさんいます、ただ、歯だけが原因ではない場合もあるのです。 例えば乳首が咥えにくい形の場合や、乳首をしっかり咥えることができていない場合です。 ただでさえ痛いというのに赤ちゃんは乳首を探してますます口を動かします。 授乳の前にマッサージを丁寧にして乳首をしっかり出し、奥まで確実に咥えさせてあげましょう。 どうしても痛いなら長時間の授乳はやめましょう。卒乳しても問題ない時期に来ているなら無理 に授乳を続ける必要はないと考え、卒乳のきっかけとするのもひとつの方法です。 ☆寝返りやつかまり立ちから目が離せない 寝返りができるようになると、自分が寝ているうちにひっくり返って元に戻れなくなるのではと心配になります。 実際にそういうことも起こりうるので当然心配する必要はあるのですが、もう一度寝返りすることで戻れる時期に来ているなら心配しすぎかもしれません。 ずっと見張っているわけにはいかないので、寝返り防止クッション等を使うとよいでしょう。 つかまり立ちが始まってすぐの頃は、後ろに倒れて後頭部を打ったりすることがあります。 自分が見ていられない時はつかまれるものをそばに置かないようにし、やわらかいマットレスを 敷いてあげるなどの部屋の工夫が必要となります。 転びにくいように部屋をすっきり片付け、靴下は履かせないようにするのも大切です。 後ろにまくらやクッションを置いてガードするのも頭への衝撃を和らげるために効果的です。 ☆ウンチが臭くてオムツ替えが苦痛になる 離乳食が始まってくると当然ウンチの様子も変わります。 においもきつくなり、特に夏場はオムツ買えが嫌になることもあるでしょう。 しかし、その時期のウンチはトイレに捨てやすくて実はオムツ替えがとっても楽なんですよ。 逆に手早く世話ができるようになったと、喜んであげてください。 ストレスと捉えるか成長と喜ぶかで苦痛が苦痛ではなくなります。 自分を楽にしてあげるために試してみてください。
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夜間断乳の始め方
赤ちゃんのお世話でお母さんは休む間もなく育児に追われます。 授乳やおむつ替え、寝かしつけと本当に疲れます、そんなお母さんにとって最も大きな負担になるのが、夜間の授乳ではないでしょうか。 日中の育児で疲れているのに夜も寝られないとなるとお母さんのストレスはどんどん溜まっていきます。 ストレスの溜まる毎日を過ごしているお母さんには早目の「夜間断乳」をお勧めします。 まずはその方法です! ★「夜間断乳」の始め方 人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が存在します。 「レム睡眠」は浅い眠りを、「ノンレム睡眠」は深い眠りを意味しています。 生後間もない赤ちゃんは圧倒的に「レム睡眠(浅い眠り)」が占める割合が大きく、睡眠時間全体の約半分とも言われています。 このように実は赤ちゃんは深い眠りにつくことができないから、夜中に何度も起きてしまうのです。 夜中に目覚めてしまった赤ちゃんを再び寝付かせるのは大変ですよね。 いくらあやしても泣きやまないので、ついつい授乳に頼ってしまいます。 赤ちゃんは授乳すればおとなしくなるし、寝ついてもくれます。 しかし、これでは赤ちゃんに授乳=睡眠と教えているようなものです。 では、どのようにして授乳に頼らず、赤ちゃんを寝かしつけたらよいのでしょうか? その具体的な方法を紹介します。 「夜間断乳」を実現させるには、授乳以外での寝かしつけを覚えてもらうしかありません。 例えば、抱っこや背中トントン、添い寝、歌、寝かしつけ音楽の利用など様々な方法を試して、どれが赤ちゃんに合うか試してみましょう。 赤ちゃんも最初はなかなか寝付きませんが、根気強く3~4日ほど続けているとかなり効果があらわれてくるはずです。 赤ちゃんの中に○○=睡眠という認識ができてくれば、その方法を取るだけで自然に寝てくれるようになります。 赤ちゃんは言葉を話しませんが、お母さんの言葉を聞いたり表情を見たりしています。 夜間だけとはいえおっぱいとの別れはさみしいものです。 そんな赤ちゃんの気持ちもくみとって、「夜の間はおっぱいとばいばいね~」などと優しく声をかけてあげるといいでしょう。 「夜間断乳」の良い点 <赤ちゃんにとって> おっぱいを咥えることで安心感を得ていた赤ちゃんが、別のことからも安心感を得られるようになり、夜中におっぱいを求めて泣くということ が減ります。 このためぐっすりと眠ることが出来るようになり、寝起きもよくなります <お母さんにとって> 「夜間断乳」を実現できれば、お母さんにとってはかなりの負担減になります。 夜中に起きなくてもよいのでストレスが軽減され、フレッシュな気持ちで赤ちゃんと接することができるようになります。 規則正しい生活リズムで母子ともに健康を保ちましょう! 「夜間断乳」の注意点 赤ちゃんにとっては朝までおっぱいが飲めないということになります。 水分不足になってはいけないので寝る前にはたっぷり授乳しましょう。 いざ「夜間断乳」を実践してみると、泣き叫ぶ赤ちゃんを見て心が折れそうになってしまいます。 ここでやっぱりおっぱいを・・・となってはいけません。 赤ちゃんが慣れるまでは少しばかり心を鬼にしましょう。(そのかわり日中にしっかりスキンシップをとってあげましょうね!) おっぱいにも注意 夜間断乳」によっておっぱいのトラブルを起こしてしまうお母さんも少なくありません。 赤ちゃんに吸ってもらう回数が減るので乳腺炎などに注意しましょう! 以上、「夜間断乳」についてまとめてみました。 お母さんの負担を減らすことで更に愛情をそそげるようになると思いますのでぜひ取り入れてみてください。 夜間の授乳でお困りのお母さんに少しでも参考になれば幸いです。
上の子の赤ちゃん返り
兄弟の歳の差として2歳前後が多いのではないでしょうか、進級や入学が続くと経済的にも大変ですし、上の子も兄弟を欲しがる幼児期のうちに二人目ができるというのは理想的でしょう。 また母親にとってもまとまった時期に子育てを終えることができるので、社会復帰や体の負担を考えてもメリットは大きいと思われます。 そのような、理想的と思える年齢差で二人目を生むことができたというのに、出産後に夫婦を悩ませる問題が発生します。 それは、上の子の赤ちゃん返りです。 赤ちゃん返りといっても症状はさまざまで、、「嘘をつく」、「下の子に暴力をふるう」、「急に泣いたりイライラしたり」、「わがままを言う」、「おねしょをする」などなどこれらの現象は、初めてならなおさらどう接したらいいかわからない親は多いはずです。 こんなことが続くと普段言い聞かせてわかってくれることもわかろうとしない上の子に対し、親も穏やかではいられなくなってきます。 そんな時に試してみてほしい上の子との関わり方や、赤ちゃんへの向き合い方を考えました。 ★上の子を優先に これは効果的です赤ちゃん返り対策としてよく耳にするのは、「赤ちゃんよりも上の子を優先してあげて」ということです、これは実際に効果絶大です。 今まで親からの愛情を独占していた上の子にとって、赤ちゃんに親を取られた絶望感というのはとても大きな悲しみなのです。 こっちを振り向いて欲しい、手をかけて欲しいというわがままのうちはまだしも、ひどくなると赤ちゃんの存在そのものを疎ましく思うようになってしまいます。 親が見ていない隙に赤ちゃんを叩いたり、赤ちゃんに対して暴言を吐くというのはもうその症状が始まっている証拠です。 そうなる前に親が上の子の寂しい気持ちに寄り添い、意識と行動で優先的に向き合ってあげましょう。 ここで大切なのは、赤ちゃん返りを嫌なものと捉えないことです。 ★赤ちゃんの世話はいろいろなアイテムに! 上の子と向き合いながら赤ちゃんの世話をするために欠かせないのは、ベビーカーやだっこひも、ゆりかごなどのおもちゃアイテムです。 上の子が外で遊びたいのなら、赤ちゃんをベビーカーに乗せてなるべく連れていってあげましょう。 外で遊ぶことはストレス発散になり、お友達との関わりの中で親への固執も緩くなります。 親以外にも自分と向き合ってくれる存在がたくさんあるのだと理解し、違う方面から愛情を満たしてあげましょう。 室内ならだっこひもで赤ちゃんを抱いていると、家事も上の子との遊びもはかどります。 上の子に赤ちゃんを抱きながらでも相手をしているという姿を見せ、優越感に浸らせてあげることも愛情が自分に向いているという安心感につながります。 しかし、便利なアイテムに頼って世話をしていると、赤ちゃんに対して申し訳なく思う瞬間が訪れます。 授乳の際に赤ちゃんを見つめたり、オムツ替えの際に話しかけたりしてあげることで、上の子優先といえども赤ちゃんに向き合う瞬間も同じように大切であり、決して雑に世話をすることはやめましょう。 ★父親に頑張ってもらおう 上の子がぐずっているとついパパに任せてしまう時が多くあります。 しかし、上の子にとって今必要としているのはパパじゃないという時、その対応がますます機嫌を悪くしてしまうきっかけとなってしまいます。 赤ちゃんをパパにあやしてもらいながらママが上の子を担当するのが理想的な基本スタイルといえるのは、やはり子供にとって母親の存在が大きいからです。 もちろんパパじゃないとダメなシーンもあります、お風呂や外遊びなど、豪快に遊びたがる時はパパの出番です。 子供が癒されたい時なのか、思いっきり遊びたい時なのかをしっかり見極められるよう、上の子の要望には普段から注意深く耳を傾けることが大切です。 赤ちゃん返りを無事に乗り越えるためなら、トイレトレーニングや卒乳のタイミングが思っていた時期にならなくても良しと割り切って下さい。 お兄ちゃんお姉ちゃんということを意識させすぎず、かわいい我が子が二人できたんだという「個人を尊重した育児」により、上の子はどんどん成長していってくれるでしょう。