赤ちゃんのお世話でお母さんは休む間もなく育児に追われます。
授乳やおむつ替え、寝かしつけと本当に疲れます、そんなお母さんにとって最も大きな負担になるのが、夜間の授乳ではないでしょうか。
日中の育児で疲れているのに夜も寝られないとなるとお母さんのストレスはどんどん溜まっていきます。
ストレスの溜まる毎日を過ごしているお母さんには早目の「夜間断乳」をお勧めします。
まずはその方法です!
★「夜間断乳」の始め方
人間の睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」が存在します。
「レム睡眠」は浅い眠りを、「ノンレム睡眠」は深い眠りを意味しています。
生後間もない赤ちゃんは圧倒的に「レム睡眠(浅い眠り)」が占める割合が大きく、睡眠時間全体の約半分とも言われています。
このように実は赤ちゃんは深い眠りにつくことができないから、夜中に何度も起きてしまうのです。
夜中に目覚めてしまった赤ちゃんを再び寝付かせるのは大変ですよね。
いくらあやしても泣きやまないので、ついつい授乳に頼ってしまいます。
赤ちゃんは授乳すればおとなしくなるし、寝ついてもくれます。
しかし、これでは赤ちゃんに授乳=睡眠と教えているようなものです。
では、どのようにして授乳に頼らず、赤ちゃんを寝かしつけたらよいのでしょうか?
その具体的な方法を紹介します。
「夜間断乳」を実現させるには、授乳以外での寝かしつけを覚えてもらうしかありません。
例えば、抱っこや背中トントン、添い寝、歌、寝かしつけ音楽の利用など様々な方法を試して、どれが赤ちゃんに合うか試してみましょう。
赤ちゃんも最初はなかなか寝付きませんが、根気強く3~4日ほど続けているとかなり効果があらわれてくるはずです。
赤ちゃんの中に○○=睡眠という認識ができてくれば、その方法を取るだけで自然に寝てくれるようになります。
赤ちゃんは言葉を話しませんが、お母さんの言葉を聞いたり表情を見たりしています。
夜間だけとはいえおっぱいとの別れはさみしいものです。
そんな赤ちゃんの気持ちもくみとって、「夜の間はおっぱいとばいばいね~」などと優しく声をかけてあげるといいでしょう。
「夜間断乳」の良い点
<赤ちゃんにとって>
おっぱいを咥えることで安心感を得ていた赤ちゃんが、別のことからも安心感を得られるようになり、夜中におっぱいを求めて泣くということ
が減ります。
このためぐっすりと眠ることが出来るようになり、寝起きもよくなります
<お母さんにとって>
「夜間断乳」を実現できれば、お母さんにとってはかなりの負担減になります。
夜中に起きなくてもよいのでストレスが軽減され、フレッシュな気持ちで赤ちゃんと接することができるようになります。
規則正しい生活リズムで母子ともに健康を保ちましょう!
「夜間断乳」の注意点
赤ちゃんにとっては朝までおっぱいが飲めないということになります。
水分不足になってはいけないので寝る前にはたっぷり授乳しましょう。
いざ「夜間断乳」を実践してみると、泣き叫ぶ赤ちゃんを見て心が折れそうになってしまいます。
ここでやっぱりおっぱいを・・・となってはいけません。
赤ちゃんが慣れるまでは少しばかり心を鬼にしましょう。(そのかわり日中にしっかりスキンシップをとってあげましょうね!)
おっぱいにも注意
夜間断乳」によっておっぱいのトラブルを起こしてしまうお母さんも少なくありません。
赤ちゃんに吸ってもらう回数が減るので乳腺炎などに注意しましょう!
以上、「夜間断乳」についてまとめてみました。
お母さんの負担を減らすことで更に愛情をそそげるようになると思いますのでぜひ取り入れてみてください。
夜間の授乳でお困りのお母さんに少しでも参考になれば幸いです。